思った事をそのまま出す

 それが出来ていないなぁと、実感し始めました。

素直じゃないというのも自覚しつつあると思います。

何かを感じたり、思ったりすることはありつつも、それをこと細かく言葉にして、口頭、文章で出す習慣がついていないようです。もっと、形として外に出したいのですが、単語を知らないのと、口に出すことばと感覚が一致しないのがもどかしい。なるべく、大雑把に表現して終わるのではなく、充分に噛み砕いてから出すように注意深くしたいです。

 

 

 さて、最近になってですが音楽を聴く時に、自身の状況によって曲を選ぶようになりました。自分の気分を肯定し、意識を高めるものとしての曲。単純な作業が続くようにする曲(予定通りに終わるように、時間をはかる意味もあります)。それまでは「なんとなく気分が乗るから」という理由で聞いていたのですが、集中できる時とできない時のムラが激しかったことが、多々ありました。なるべく単純作業をする時は歌詞のある歌は聴かないようにしていましたが、何故そうなのかを考えていませんでした。

 

 今となれば単純でばからしい話ですが、歌詞に自分の感情・考えをかさねることで頭が一杯になっていたのです。また、歌詞にある強い言葉に感情を重ねていくことで、自らを認めていったことが「気分が乗った」理由でしょう。歌詞のない曲はそれをやらずにすんでいたから集中できた。それだけです。

 

 サンボマスターやブルーハーツの歌詞から感じた高揚感は、自分の中にあっていまだに形に出来ない感情でした。そして自ら言葉にできず、他の表現によって刺激されたからこそ、自己肯定に受け取れたのでしょう。でもそれで良い。自然にふわりと気持が浮き上がっていける方法があるなら、幾らあってもいい。自らの内に入っていく曲と、作業の時に気がまぎれない曲。普段からビクビクしている事が多いと思うので、自分自身を鼓舞できる機会があるのはとても貴重な事なのです。

 ひょっとしたらそれが、今まで求めていた「息抜き」なのかもしれません。とりあえず、一つ手に入りました。やりぃ。